Rust LT #7 発表資料まとめ
話を聞く側で参加してきました。懇親会には出られなかったのでブログでまとめとく。 rust.connpass.com
冒頭κeenさんのPCに合うコネクタがなくて発表順が変わったりしましたけど、プロジェクターへの出力はよくトラブルが起こるところですね。私のMBPも、Forciaさんとこで発表するときは何故か画面出力できない。ChromeCastとか使うと解決できるかもしれない。
話題のGUIツールキットOrbtkを読む
今日の資料です #rust_jp
— κeen (@blackenedgold) 2019年12月11日
話題のGUIツールキットOrbtkを読む | κeenのHappy Hacκing Bloghttps://t.co/82yFWqHlGX
redox-osに組み込まれているGUIツールキットだそうな。Pure Rustだからブラウザでも見られるんですよー!と言われてコマンド一発でブラウザに表示してたのが本筋ではないながら一番びっくりした。
cargo-node
ってやつだそうで。こういう便利cargoコマンドもっと知りたい。
RustでJVMを作成してみた
先ほどの資料です。#rust_jphttps://t.co/Tx0YeWmb67
— chaser (@rChaser53) 2019年12月11日
JVMの仕様書って公開されてるんですね。ってわかってても実際に作っちゃうのはすごいです。
Rust for neuRo-simulation
先ほどの登壇資料です。#rust_jphttps://t.co/liTlChH4X1
— Shuntaro Ohno (@doraneko_b1f) 2019年12月11日
自分がよく知らない分野の研究でRustが活用されている話だったので用語とかも興味深かった。口頭では淡々と話しつつ、スライドがコミカルでアニメーションしたりするのは面白いやり方。
rustfmtの中の人の発表(タイトル失念)
2019年の活動の振り返りと今後について話されていた。Rustのコードを書くときはもはや空気のように使っているツール。いつもお世話になっております。
そういえば最初の発表者のrchaser53さんもrustfmtの結構なコントリビューター。そういう人たちに会えるこういうイベントはいいやね。
Rustで作るTUIアプリケーション
資料見当たらず。
先月のShinjuku.rsでもターミナルアプリケーションの発表があったけど(tui-rsを使ってたかどうかは失念した)、GUIアプリケーション開発に馴染みが少ない(勝手なイメージ)Rustならではの面白いアプローチですね。
DNN CompilerをRustで書く
今日の資料です #rust_jphttps://t.co/oMIczivPOa
— まっと (@matt76t) 2019年12月11日
AI将棋とかR1に出たり、とかアクティブかつ話慣れてらっしゃる方だなぁと思った。
それはさておき、DNN推論するのにRustでPyTorchを上回れるってなにげにすごいのでは。理論力と実装力が両方必要そう。
Rustによる類似画像検索
本日の発表資料ですRustで類似画像検索を実装した話です。#rust_jphttps://t.co/KhdsoUZBEQ
— pon (po3rin) (@po3rin) 2019年12月11日
RustにそもそもImageクレートなんてものがあることを知らなかった無知な私です。類似画像検索ってのは今まであまり必要になったことはないけど、大量の猫画像を整理するのに便利かもしれない。
同社内の営業からの金にならない仕事依頼への対策案
そもそもの背景
飲んでたときに同席者(とある企業の研究者)が、「営業が金にならない仕事を丸投げしてきて対応するのがつらい」とこぼしていたので、対策を考えていました。こういう、部門をまたいだ面倒事は管理職がちゃんと交通整理して然るべきですが、十分機能してなさそうなのでボトムアップで提案してみれば、と書いてみました。
というわけで以下が本文。
用語定義
以下では、営業部門で顧客からの仕事を投げてくる人を「営業」、受ける側の人を「研究者」と記載します。
営業側の困った振る舞い
- 大企業相手の営業で、重要案件をゲットするための関係維持の口実とかで、何かしら細かい調査とかを振ってくる
- その仕事で顧客からお金をとろうとしない
研究者が困っていること
- 営業の顧客関係維持に役立っているだけで、技術的蓄積もあまりなく、研究者側の大した成果にもならない
- 研究者側は営業から軽視されていると感じている
- 結果、モチベーションもあがらない
想定される営業側の言い分
- 最終的には会社全体の売上につながる
- 研究者も実務に貢献できるしいいだろう
- 顧客とは保守契約を締結していてその工数の範囲内だ
- 結んでるかもしれないし結んでないかもしれない
- 研究者側は、そういうことあんまり教えてもらえないよね
困った営業への対策
オススメの運用
メールなどで作業依頼が降ってきたら、「では、まず見積りしますね〜」と返す。見積りするのにかかりそうな時間は、このときに伝えておく。(明日まで、とか出張が入るので来週月曜日に出します、とか)
見積りを作成したら、次項の※1で洗い出したデータや仕様とともに提示。「これこれのデータをもらって内容を○日で確認したら、着手できる日をお伝えしますね」と一旦返信。着手したら何日でできるか、は見積りに含めておく。
作った見積りは、チーム内でリストにして管理しておきましょう。
具体的な内容は次項以降に記載します。
仕事が降ってきたら、まず見積りをしよう。
「○○なデータの傾向分析」だと仮定
個別の見積りを行ったら、チームで「外からの仕事の依頼」に対する見積りをリスト化する。
- 基本事項:案件名、工数、労務単価、原価(工数✕労務単価)
- 一緒にまとめておくといいもの
- 作業の難易度(研究者での作業が必要か、他の人でもできるか)
- 依頼された作業によって得られるもの(ないならない、と書いておく)
- 作業の支障になったこと(必要なデータの提供遅れ、営業側の動きが悪くて期限前に詰めた、など)
見積りをする運用にすると何がいいのか
- 詳細に見積りをする中で(※1で)、あらかじめ先方からもらっておくデータや仕様を明確にすることで、着手してからあれくれこれくれと言わなくても済む
- 少なくとも即日着手というのはできなくなるので、依頼する側も余裕を持って依頼するようになる(はず)
- 営業側に「その作業依頼で、実質○○円分の稼働がかかってんだぞ」を可視化できるようになる
- いずれはそれを元に営業部門と交渉する材料になる
- 営業とその先の顧客に「○○円分の価値」を提供しているということを明示することで、営業に金をよこせ(金をもらってこい)と言える
- 余計な作業を振るな、とも言える
- 営業へのメリットもある
- 作業リストは、もし営業が顧客と保守契約を結んでいるのであれば、顧客への保守費用上乗せの材料になる
- 研究者に依頼する必要がある仕事とそうでない仕事がだいたいわかるようになる(業務委託PGを一人雇っておけば解決できるとか)
- (研究者にとっての)定型業務をシステム化することで効率化する、という社内案件も作れるだろ
実際のチーム運用への適用
チーム内で合意をとろう
いきなりひとりだけでやり始めても、営業から上長にクレームが来るだけなので、最初のステップはチーム内で合意を得る必要がある。ここは慎重に。
チーム内打ち合わせの場が定期的にあるなら、「こういう営業に困ってて、それへの対策を考えてきた」と提案してみる。
見積り作業という手間が増えるので、反対する人も出るかもしれない。だけど、それすらやれない人はそもそも仕事ができないとか云々言う。スキルが属人化の懸念とかもある。
提案者自身が一番困っている立場であれば、上長(できれば管理職)に「自分が困ってるのでこうしたい。営業から文句言われたらかばってほしい」と味方につけておこう。上長・管理職以外で反対する人がいたら「てめえらが困ってねぇってだけで反対するな。俺が困ってるんだから助けろ。」と強引に進めるのもあり。ただし、最初に管理職を味方につけようね。
合意がとれたら営業に伝えよう
短期間にポコポコと営業から依頼が振ってくる状況であれば、合意がとれた次の依頼から以下のように返してみよう。
「チームの方針で、細かな依頼でも、見積りを作成することになりました。つきましては、まず見積りしますので○日ください」
てな感じで。で、上記の「オススメの運用」の内容を進めていく。
力こそパワー
上長よりもっともっと偉い人とも仲良くなっておきましょう。周りが敵だらけになったら、上長ごと力でねじ伏せてくれます。
技術書典7に参加してきました(機械学習の炊いたん2)
Twitterにいろいろ書いてしまったので引用しながら手抜きしますごめんなさい。
明日の技術書典で頒布する「機械学習の炊いたん2」で「作って遊ぼうデスメタル」という記事を書きました。
— emergent (@emergent) 2019年9月21日
世の中のふつうの名曲が、デスメタルの名曲になります。
サークル詳細 | ml-titans | 技術書典 https://t.co/2yoJlAkGU0
技術書典7は終わりましたが、Boothで引き続き購入できます。
戦利品、他のサークルの書籍の感想など
今回の戦利品です。買いすぎて1枚の写真に収まらなかった… pic.twitter.com/fGRPaczbmb
— emergent (@emergent) 2019年9月22日
これ、めっちゃいい本だった…。私自身はPMあがりのソフトウェアエンジニアからの開発部門マネージャーですが、チームメンバーの行動指針としてたびたび言ってることが簡潔に言葉にされていて、すぐ読めるわりに学びが多い。社内でも活用します。 https://t.co/smx4Lss4Tk
— emergent (@emergent) 2019年9月22日
生ちょまどさんのテンションを見られて楽しかった。次回は弊社のスマスピも是非よろしくお願いしたいところ。 https://t.co/HNKG2RxLMx
— emergent (@emergent) 2019年9月22日
おまけ
技術書典の袋は自宅でも活躍しています pic.twitter.com/zeEQRGwRxp
— emergent (@emergent) 2019年9月22日
こつこつとコードを書き続けるためのプログラミング問題集
はじめに
半年ほど前に転職してから、ソフトウェアエンジニアとしてコードも書く立場となったのですが、やはり、長年コードを書き続けていた人とブランクのある私では、コーディングスピードが圧倒的に違ってきます。
もちろん、業務のバックグラウンドの知識の差もありますが、「コードを書くスキル」に関しては、ある程度は「どれだけの量、書いて動かしたか」だと思っていますので、極力毎日少しでもコードを書くようにしています。(書かないと覚えられないタイプ)
ただ、毎日とれる時間のばらつきや、ネタ切れなどありますので、手軽に書ける問題がたくさんあるサイトがあると重宝します。本記事では、私のよく使うサイトを紹介します。
Project Euler
コンピュータで解く数学の問題集サイト。アーカイブの最初は割と簡単なところから始まり、徐々に難易度が上がっていく。
私は50問を過ぎたぐらいから解くのに時間がかかるようになってしまい、別の言語で同じ問題を解く横展開ばかりしてしまって解答数の進捗が停滞気味…。
ただ、新しい言語を覚えるときは、ざっと言語仕様を眺めたあとは、実際に手を動かすために問題を解くというのが、最近の自分のお決まり手段になっているのでやってみるのがいいと思います。
上手くアルゴリズムを書ければ、1分以内には解けるように問題ができてる、と一応書いてある。
言語処理 100本ノック
言語処理、文字列処理に関する課題がステップ・バイ・ステップで列挙されています。私はまだ20問ほどしか解いていないですが、Project Eulerに疲れたら合間に言語処理100本ノックを、みたいな感じで少しずつ解いています。
AtCoder過去問
AtCoderの過去問を解くのもよいと思います。
非公式ですが、過去問をまとめているサイトや、最初に解くべき問題のリストをまとめてくれている人がいるので、参考にさせてもらっています。
ちなみに、筆者も何回かAtCoderに参戦したことはあるのですが、制限時間に追われて問題を解くのは苦手のようで、ズタボロでした。しかしそろそろ、半年ぶりぐらいにやってみてもいいかも。
今後やってみたいもの
画像処理100本ノック
画像処理もあまりやったことがないので、体系的に経験できるといいなーと思っています。あと、音声処理もほしい(自分で作れ)。
Modern C++チャンレンジ
タイトルはC++ですが、Rustでもやってみたいと思います。
Modern C++チャレンジ ―C++17プログラミング力を鍛える100問
- 作者: Marius Bancila,島敏博,黒川利明
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2019/02/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
ディープラーニング∞本ノック!!(2019/05/12追記)
教えてもらいました。
おわりに
できる人はこういう問題集も一気にやっちゃうんだと思うのですが、最初はできなくても少し経ってから再度解くとわかるようになっていたり、てなことも多々ありますので、こつこつと忘れずに続けていくのが肝要です。
モチベーション維持のために私がやっているのは、進捗を見えるように、解いた分をスプレッドシートに記録していく、というものです。毎日一個ずつマルを付けていくと、だんだんマルの部分が増えていくのが楽しみになります。
さいごに、こういうのもあるよ、という問題集サイトの情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、情報いただければ小躍りします。
技術書典6へ参加してきました(「機械学習の炊いたん」寄稿と買い物)
参加したのは先週4/14。あっという間に1週間経っていましたね。
初出展
機械学習をテーマにした合同誌に寄稿させていただきました。
といっても、わたくし機械学習はとんと素人でして。
たまたま発起人の@tomo_makesが私の昔の同級生だったことから、声をかけてもらいまして、でもガチ勢の人たちに追いつく時間もないので、
- 第1章:あやめ(猫)を画像認識してみるチャレンジ(そして失敗してあやめ画像でごまかす)
- 第3章:機械学習を新たに学んで転職・採用のためのコラム
の2本を勢いでガーッと書ききって恥ずかしげもなく売りさばきました。
おかげさまで、紙の書籍は完売し、引き続き現場とBOOTHでの電子版の売れ行きもなかなか好調です。私以外の執筆者のみなさんのおかげというほかない、ほんとに。
よかったら上記のBOOTHへのリンクから、サンプルで目次を見ていただいて、興味がある方は購入いただけるとありがたいです!あやめのおやつ代になります。
本書内で散見されるあやめ見せびらかしの例
その他の出展について
技術書典自体、前回以上に人がたくさん来ていたようです。13時までの入場が有料化したにもかかわらず、12時過ぎまで行列がはけなかったようですしね。
売り子の合間に見て回るのも一苦労でしたが、なんとか素敵な本の数々を入手することができました。少しずつ読んでいく楽しみ、積まれていくつらみを味わえるなんてなんという幸せでしょう。
戦利品とあやめです pic.twitter.com/kIo1Sylx71
— emergent (@emergent) 2019年4月14日
次回、技術書典7に向けて、(今度こそ技術書にふさわしい内容を携えて)早速準備していきたいと思います。
Shunjuku.rs #2参加記
仕事を早めに切り上げてLTイベントに一般参加してきました。雰囲気は若い人が多いなーって感じ。(私がおっさんなだけだと思うのですが) しかし、LT登壇者はRust強者だらけで、でもRustという言語を楽しんでいることが伝わって自分も何か作って話してみたいと思った。ただ、LTってすべてを理解するには短いですね。なのでTwitter上で展開されている資料を見直して咀嚼するのです。
参考リンク(順不同、というか見つけた順)
Rust by Example をこつこつと写経した話
毎日同じ時間にやるの大事。Exampleはコンパイルが通るからよい(いきなりオリジナルコード書いたらまず通らない)
場所と値を意識してRustの気持ちになる話
RustでGPGPUな話
WGができたんだって。発表者のtermoshttさんも入ってる。
RustでTDDする話
Liveコーディングしてた。
mockers とか mockito とか使ってた。
domainとかgetewayと言ってるやつはこれhttps://t.co/q3ThUweqSW
— Takanori🌤️ (@11Takanori) 2019年1月16日
#shinjukurs
CLionでRust使えるんだー pleiades.io
Rustでターミナル上で動作するフレームバッファを作った話
フィンランド人のコンティオさん。懇親会で一番しゃべった。
↓これのデモ。
ターミナルは、(名前忘れた)
主催者プレゼン
のお話とデモ。
先読みしてんのかってぐらい高速な検索。
RustにVoidを導入してみる話
発散型っていうのね今日知った。
そういえばHaskellにはVoid型あるよね。
Cでコード書いてたときは *void な型をよく使ってただめな子だった。
まとめ
みんなすごい。